開発ストーリー02商品開発篇

大川精螺工業株式会社 営業開発部 部長 佐藤 文彦

試行錯誤の商品開発

各部品を購入して、商品開発の為の実験を開始した。 当社のものづくりのノウハウを活かし、日照時間・蓄電量・照度分布等を 調査し、データ化を繰り返す日々。 1年間の開発期間を経て、ようやく試作機1号機が完成した。
しかし、市場調査に乗り出すも、積算していたコストでは販売は難しいことが判明した。 改めて、「弊社の商品の強みをどこに置くか?」という話し合いを行なった。 そして出した結論は「低価格で高スペックの商品であること」。 方針を転換し、再度開発を開始した。 各部品の価格交渉、仕様の見直し等を図り、コストダウンに成功することができた。
方針転換から3ヵ月後、待望の本商品が完成した。

総数400案の中からネーミングを決める

「今後の当社の事業の柱になる重要な新商品のネーミングは社内で決めたい!」
新商品のネーミングは社内から公募することになった。 なんと総数400案ものネーミング案が集まった。 そして、厳選なる審査の日々。各ネーミング案から新商品に懸ける社員の想いが伝わってきた。
決定案は、「トラストワン」。弊社が自動車部品の製造販売でも培ってきた、「信頼第一」のコンセプトから生まれた。 ソーラー街灯は、太陽光で発電した電力を蓄電して使用する為、停電等の非常灯としても活躍する。どんな時も街を明るく灯し、人びとに安心感を与える「信頼の灯り」でありたいという想いが込められている。

販売に向けて

販売に向けたアクションとして、社長・営業担当常務取締役・工場長兼任常務取締役・営業担当取締役への最終プレゼンテーションを終えた。 無事に販売が決定した後は「トラストワン」をバックにチームで記念撮影をした。
私はこのチーム・この商品であれば、絶対売れる事を確信した。 最後まで妥協せず、チームで一体となって、作り上げてきた商品である。 そして、何よりお客様の「信頼第一」を心がけて開発してきた。

2011年6月1日、ニュースリリースを配信した。
「消えない街灯、消えない安心」LEDソーラー灯 「トラストワン」の販売開始
翌日、日刊工業新聞の朝刊で、このニュースが記事で紹介された時は嬉しかった。
いよいよ、トラストワンの市場解禁である。

(第3話へつづく)

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